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メディカルトリマーとは?主な仕事内容3つと必要なスキルや役立つ資格

メディカルトリマーとは?主な仕事内容3つと必要なスキルや役立つ資格

「メディカルトリマーって何?」
「必要な資格はあるの?」

メディカルトリマーについて興味があり、詳しく知りたいとお考えではありませんか。

動物の見た目を整えるだけでなく、健康面の専門知識を持って動物のトリミングをするのがメディカルトリマーです。

本記事では、具体的な仕事内容や役立つ資格などを詳しく解説します。メディカルトリマーの仕事に興味がある方の疑問解決に役立てば幸いです。

メディカルトリマーは動物のトリミングと健康管理をする専門職

メディカルトリマーは動物のトリミングと健康管理をする専門職

メディカルトリマーとは、動物のトリミングと健康管理をする専門職です。動物のトリミングで見た目を整え、全身の健康チェックもします。

健康チェックの具体例は次の通りです。

項目 具体例
皮膚の状態 赤み、湿疹、かゆみ、ただれ、乾燥の有無
被毛の状態 抜け毛の量、毛玉、異常な脱毛の有無
耳の状態 汚れ、赤み、かゆみの有無
体全体の状態 腫れ、しこり、痛がる箇所の有無
トリミング中の状態 元気がない、震えている、過度に嫌がるなどの行動変化の有無

メディカルトリマーには、全身の観察を通し、病気や異常の早期発見をする役割もあります。動物がけがや病気をしている場合でも、獣医師の指示のもと、安全にトリミングするのを求められるケースも少なくありません。

高齢の動物や持病がある動物の体調の変化に配慮しながら、ストレスを最小限にする施術が必要です。

トリミング中に異常があった場合には、すみやかに飼い主様や獣医師へ報告し、適切な対応をします。

メディカルトリマーの仕事内容3つ

メディカルトリマーの仕事内容3つ

メディカルトリマーの仕事内容を3つ解説します。

それぞれみてみましょう。

カウンセリング

メディカルトリマーの主な仕事内容のひとつがカウンセリングです。飼い主様から次のような視点で話を聞きます。

トリミング前に、飼い主様からさまざまな情報を聞き、トリミングの施術にいかします。アレルギーがある場合や過去のトリミングで体調不良になった場合は、使用する物品を変更しなければいけないため、慎重なカウンセリングが必要です。

病気やけがをしているときは、獣医師からトリミングの許可が出ているかもあわせて確認します。

施術後の注意点や、自宅でのケアについてもアドバイスを求められることもあるでしょう。メディカルトリマーはカウンセリングを通し、動物だけでなく飼い主様とのコミュニケーションをとるのも大切な仕事です。

トリミング(グルーミング)

トリミングは、メディカルトリマーの主な業務です。動物の見た目を美しく整え、衛生的なケアで健康を保ちます。

具体的な内容をみてみましょう。

メディカルトリマーは、一般的なトリマーと異なり、病気やけがをしている動物に対応するケースも少なくありません。施術中は、体への負担を最小限にする工夫が求められます。

例えば、関節に痛みのある動物は、足を持ち上げる角度や時間を調整します。体力がない動物に対しては、施術の時間をできる限り短縮する配慮が必要です。

トリミングでストレスを感じるケースもあるため、優しい声かけやリラックスできる環境作りも大切です。

健康チェック

健康チェックもメディカルトリマーの重要な仕事です。特に、動物病院や医療施設でのトリミングでは、動物の体調や異常を早期発見する役割を担っている場合もあります。

健康チェックで見るポイントは次のとおりです。

体調の異常を発見した場合は、飼い主様や獣医師に報告します。早く対応できると、動物の症状の悪化を防げるでしょう。

メディカルトリマーに必要なスキル

メディカルトリマーに必要なスキル

メディカルトリマーに必要なスキルをみてみましょう。

それぞれ解説します。

トリミングの技術

メディカルトリマーに求められるスキルのひとつが、トリミング技術です。見た目を整える美容的技術と、健康維持のための衛生管理の知識が必要です。

具体例をみてみましょう。

項目 ポイント/注意点
シャンプー ・お湯の温度
・アレルギーがある場合は低刺激のシャンプーに変更
カット ・動物が動いた瞬間にけがをしないような安全管理
・バリカンをあてるときは関節や皮膚のたるみに注意
ブラッシング ・毛玉は無理に引っ張らない
・力を入れすぎない
耳掃除 ・優しくふく
・無理に引っ張ったり、こすったりしない
肛門しぼり ・強く押しすぎない
・便が噴出することがあるため体勢を工夫

メディカルトリマーは「病気」「けが」「高齢」「手術後」などの動物を対象とします。そのため、基本的なトリミング技術だけでなく、体調や状態にあわせた対応が必要です。

例えば、痛みがある場合には、施術中の体の位置に気をつけたり、アレルギーがある場合には刺激の少ないものを選んだりなどです。

トリミングは、動物にとって少なからずストレスがかかります。ストレスを最小限にするために、優しい声かけやリラックスできる環境作りも大切です。

動物の健康管理の知識

メディカルトリマーは、トリミングの技術に加え、動物の健康管理の知識も求められます。知っていると役立つ健康管理の具体例は次の通りです。

分類 チェックするポイント
皮膚 ・赤み湿疹、かゆみ、ただれ、乾燥の有無
・一部分だけの脱毛
・湿っている部分の有無
・赤み
・耳垢の量
・出血や傷
・目やにの色
・涙やけ(目の下が赤茶色になっていないか)
・目が白くにごっていないか
・充血の有無
・口臭がきつくないか
・歯茎が赤くなっていないか
・よだれが多すぎないか
歩き方 ・歩き方に違和感がないか
・足先を過度になめていないか
・爪が割れていないか
体全体 ・触ったときに痛がる場所はないか
・しこりや腫れがないか
・体がいつもより熱くないか
行動 ・元気があるか
・落ち着きがあるか
・いつもと違う反応はないか

動物は、言葉で体調の変化を伝えることができません。そのため、鳴き声や表情から変化を感じとる観察力が必要です。動物の行動や体調変化を読み取るために、動物の健康に関する知識があると役立ちます。

飼い主様の要望を把握できるコミュニケーション能力

飼い主様の要望を把握できるコミュニケーション能力も大切です。飼い主様の要望や悩みをていねいにヒヤリングして、施術をおこないます。

ただし、飼い主様の要望が必ずしも動物にとってベストな選択肢ではないケースがあります。例えば「顔周りをスッキリさせたい」という希望です。

犬種によっては、顔周りの毛を短くしすぎると目にゴミや刺激が入りやすくなり、目の病気につながる恐れがあります。

飼い主様の希望を一方的に否定するのではなく、専門的な視点から考えられるリスクを説明し、動物が健康で快適に過ごせるための方法を提案するのもメディカルトリマーの役割です。

施術後の注意点や、ケアの方法をわかりやすく説明するスキルも欠かせません。クレームやトラブルが発生したときには、誠意ある対応が求められます。

メディカルトリマーは、動物だけでなく、飼い主様とも深く関わる仕事です。飼い主様の思いをくみ取りながら、動物の健康と快適さを考えた対応をしましょう。

メディカルトリマーに役立つ資格

メディカルトリマーに役立つ資格

メディカルトリマーに必須の資格はありません。しかし、資格があると技術やスキルの証明となるためおすすめです。飼い主様からの信頼を得るためにも役立ちます。

メディカルトリマーに役立つ資格は以下の通りです。

資格の名称 資格の種類 ポイント
トリマー 民間資格 ・団体によって資格の取得方法は異なる
・トリミングの技術や動物の基礎を学べる
愛玩動物看護師 国家資格 ・専門学校や大学への通学が必須(例外あり)
・動物医療に関する幅広い知識を習得できる
ペット介護士 民間資格 ・通信講座や専門学校で取得可能
・高齢の動物への関わり方が学べる

メディカルトリマーに関連する資格があると、他のトリマーと差別化がはかれるため、就職や飼い主様から信頼を獲得するために有利になるでしょう。

医療や介護など幅広い知識がメディカルトリマーの強みになります。スキルアップのためにも資格取得はおすすめです。

メディカルトリマーになるメリット

メディカルトリマーになるメリットは次のとおりです。

メディカルトリマーは、一般的なトリマーの業務に加え「病気」「高齢」「手術後」などの動物を対象とするため、健康管理や動物看護に関する知識が必要です。

美容と医療の知識や経験があると、ペット業界で高く評価されやすく、将来的にキャリアアップにつながる可能性があります。

トリミングを通し、健康状態をチェックする役割でもあるため、動物たちの健康を守り、快適な生活を送れるようサポートできると感じられるとやりがいにもつながります。

メディカルトリマーになるデメリット

メディカルトリマーになるデメリットは、知識やスキルの習得に時間がかかることです。通常のトリマーと比べ、動物の健康管理や動物の医療の知識も求められるため、学ぶべきことが幅広いのが負担になる恐れがあります。

実際の現場では、体調や性格が異なる動物を対象にするため、マニュアル通りにいかない場面も多く、経験を積みながらスキルを磨かなくてはいけません。

しかし、動物が健康で快適に過ごすために自分の知識やスキルが役立つ仕事であり、やりがいも大きいでしょう。

メディカルトリマーが活躍できる場所

メディカルトリマーが活躍できる場所

メディカルトリマーが活躍できる場所は次の通りです。

これらの施設では、基本的なトリミング技術に加え、健康管理や医療的な配慮が求められる場面が多くあります。

訪問のトリミングもメディカルトリマーが活躍できる場です。訪問のトリミングでは、通院が難しい動物や、ストレスに弱い動物に対して施術をおこなうこともあります。

それぞれの施設によって、メディカルトリマーの担当する業務が異なるため、詳しくは求人内容を確認してみてください。

まとめ

メディカルトリマーは、動物のトリミングと健康管理をおこなう専門職です。一般的なトリマーと異なり「病気」「けが」「手術後」「高齢」など、医療の介入が必要な背景を持つ動物を対象に施術します。

カウンセリングやトリミングに加え、健康チェックも大切な仕事です。全身の観察を通して、異常を発見する役割もあります。そのため、トリミングのスキルや健康管理の視点が大切です。

さらに動物だけでなく、飼い主様とも関わるため、信頼関係を築けるようなコミュニケーション力も欠かせません。

メディカルトリマーは、美容と医療のふたつの視点で、動物が健康で快適に過ごせるようサポートする役割で、やりがいのある仕事です。メディカルトリマーの求人に興味のある方は、お気軽に当社までお問い合わせください。

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