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猫のトリマーになるには?必要な資格やトリミングをするメリット3つ

猫のトリマーになるには?必要な資格やトリミングをするメリット3つ

「猫のトリマーになるにはどのような資格が必要なの?」
「猫のトリミングはなぜ必要なの?」

猫のトリマーについて興味があり、猫のトリマーになる方法や仕事内容などを知りたいと思っていませんか。

猫は犬とは異なり、自分で毛づくろいできる場合もありますが、高齢化や猫の種類などの理由により自分で十分にケアできない際に猫のトリマーが求められます。

本記事では、猫のトリマーに必要な資格やトリミングのメリットをはじめ、仕事内容や就職先など詳しく解説します。

猫のトリマーについて知りたい方の疑問解決に役立てば幸いです。

猫のトリマーになるために必須な資格はない

猫のトリマーになるために必須な資格はない

猫のトリマーになるために必須の資格はありません。資格がなくてもトリミングサロンやペットショップなど働きながら技術を学ぶこともできます。

しかし、資格があると知識やスキルの証明となり、飼い主様から信頼を得やすくなったり、求人によって資格保有者が優遇されたりします。そのため、長期的なキャリアを考えるとペットトリマーやキャットグルーマーなどの資格取得を考えるのがおすすめです。

ペットトリマーやキャットグルーマーなどトリミングに関する資格は、動物の基礎知識からトリミングの技術に関することまで幅広く学べます。いずれも民間資格であり、通信講座や専門学校で取得できますが、かかる期間や費用が異なるため、自分の状況にあった方法を選びましょう。

猫のトリマーが必要とされる理由

猫のトリマーが必要とされる理由

猫は自分で毛づくろいする場合もありますが「飼育環境」「猫の種類」「年齢」「健康状態」によってうまくできなくなってしまうことがあります。

特に長毛種や高齢な猫の場合、被毛のケアや健康管理が難しくなる恐れがあり、猫のトリマーによる介入が欠かせません。

「毛並みの手入れ」「耳垢や耳の汚れの除去」「爪切り」など全身を清潔に保つと、猫が快適に過ごせるようになり、ストレスの軽減や病気の予防につながります。

猫は犬よりも警戒心が強く、ストレスを感じやすい動物とされています。猫にストレスをなるべく与えない技術や、猫の個性や特徴に合わせたトリミング(グルーミング)スキルも大切です。

猫に必要なトリミングの種類

猫に必要なトリミングの種類をみてみましょう。

それぞれ詳しく解説します。

ブラッシング/シャンプー

猫のトリミングでブラッシングやシャンプーは基本的かつ重要なケアのひとつです。一般的に猫は、自分で毛づくろいしますが被毛の長さや健康状態によって自分でケアするのが難しい場合があります。

特に長毛種の猫や高齢の猫は、毛がもつれたり、毛玉ができやすいため定期的にブラッシングやシャンプーが重要です。

猫の毛は、毛が抜ける時期に毛玉ができやすくなるため、ブラッシングで毛玉を予防します。毛を飲み込むと、※毛球症(もうきゅうしょう)の原因となるため定期的なケアが不可欠です。

※毛球症/ヘアボール:飲み込んだ毛が胃や腸にたまり、出てこなくなる消化器系のトラブル

ブラッシングやシャンプーを通して皮膚や被毛の汚れを落とし、のみ・ダニを防ぐ効果も期待できます。

ブラッシングやシャンプーは、猫の健康維持や快適な生活を送るために欠かせません。長毛種や高齢の猫など、自分でケアできない場合にはトリマーによる定期的なケアが求められます。

爪切り/耳掃除

爪切りや耳掃除も健康トラブルを防止するために重要です。具体例をみてみましょう。

目的 理由
爪のトラブル予防 爪がのびすぎると巻き爪や肉球への食い込みリスクが上がり、痛みや炎症の原因になる
引っかき事故予防 飼い主や他の猫とのじゃれあいでけがする原因になる
家具や壁の引っかき予防 家具や壁など屋内が傷つく原因になる
耳垢の除去 耳垢や汚れがたまると雑菌が繁殖する原因になる

一般的には、猫は自分で爪をといだり、耳掃除をしたりします。自分でできない場合にはけがや病気の原因となるため、ケアが欠かせません。

肛門絞り

肛門絞りは、猫の健康維持において大切なケアです。猫の肛門には「肛門腺」があります。猫は通常、排泄やマーキング行動をして自然に分泌物を排出します。しかし排出が不十分だと分泌物がたまり、炎症や感染症を引き起こす恐れがあり注意しなければなりません。

肛門腺に分泌物がたまる原因は次の通りです。

肛門絞りをすると、炎症や感染症の予防ができ、悪臭が改善されます。

猫は犬よりも肛門腺がつまりにくい場合が多く、犬のように定期的に処置にいかないケースも少なくありません。しかし、悪臭がしたり、肛門周囲を頻回に気にしたりする場合は肛門絞りをした方がいい場合があるため、適切な判断が求められます。

肛門絞りは、猫にとって不快な処置であるため、嫌がったりストレスを感じたりするリスクがあり専門的なスキルが必要です。

カット

長毛種の猫や、高齢で毛づくろいが苦手な猫の毛をカットするのも猫のトリミングで大切な仕事です。

長毛種のカットでは、毛のからみや毛玉ができるのを予防します。長毛種の猫は、被毛のボリュームが多いため、夏場には熱がこもりやすくなります。

暑さでストレスを感じたり、脱水症状を起こしたりする恐れがあるため、毛をカットして快適に過ごせるような援助が求められます。

肛門周囲の毛のカットでは、排泄時に汚れるのが防げるため、清潔を保つ効果も期待できるでしょう。

高齢の猫は、体調の変化により自分での毛づくろいが難しくなる恐れがあります。被毛が汚れていたり、毛玉ができたりするとストレスを感じ、体調を崩す原因にもなります。

毛を整え、健康を保つことは猫が快適な生活を送るために不可欠です。

猫のトリミングをするメリット3つ

猫のトリミングをするメリット3つ

猫のトリミングをするメリットを3つ解説します。

それぞれみてみましょう。

毛玉防止

猫の毛玉は、見た目の問題だけでなく、皮膚や健康状態に悪影響を及ぼす恐れがあります。具体例は次の通りです。

毛玉が原因で、皮膚が傷ついたり、脱毛が起きたりするリスクもあります。毛玉を取り除くのは皮膚トラブルを減らし、猫が快適に過ごすために重要です。

一般的に、猫は毛づくろいを自分ですることができますが、長毛種や高齢な猫は特に毛玉ができやすく定期的なケアが求められます。

猫は犬よりも触られることにストレスを感じやすいとされるため、スキルがある猫のトリマーがおこなうことで、猫へのストレスを最小限にする効果が期待できるでしょう。

毛の飲み込み量の減少

猫は毛づくろいをするときに、口の中に残った毛を飲み込む場合があります。長毛種は特に飲み込む毛の量が多くなりやすく、毛球症のリスクが高まります。

毛球症の症状は次の通りです。

毛が胃や腸にたまると、毛玉がつまり、お腹のトラブルが起きやすくなるため注意しなくてはいけません。毛を飲み込むと、胃や腸への負担も増え、消化不良や吐き戻しを起こす原因にもなります。

毛が胃や腸でつまってしまい、腸閉塞を起こした場合には手術をしなくてはいけない恐れもあります。

トリミングで毛を短く整え、飲み込む毛の量が減ると毛球症のリスクを減らせるためトリマーによるトリミングが大切です。

病気や異常の早期発見

トリミングは見た目を整えるだけでなく、病気や異常の早期発見にも役立ちます。トリミングのときに全身をチェックするため「皮膚の炎症」「しこり」「傷」など皮膚の以上を早期に発見できます。

赤みや腫れなども観察でき、異常時には動物病院の受診を促すのもトリマーの役割です。

毛の奥に隠れている「ノミ」「ダニ」「寄生虫」もトリミングのときのチェックで早期に発見・駆除が可能です。

耳や爪、口の中など全体的な健康チェックができるのもトリミングをするメリットと言えます。

トリミングでは、見た目を整えるだけでなく、猫が快適に生活できるよう猫の健康状態を確認します。猫は体調不良やストレスを隠す習性もあり、症状が出てからでは病気が進行しているケースも少なくありません。

定期的なトリミングで異常の早期発見につながる可能性があります。

猫のトリミングをするデメリット

猫のトリミングをするデメリットは次の通りです。

それぞれ見てみましょう。

ストレスを与える可能性

猫は本来自分で毛づくろいをする動物です。そのため、他者に体を触れられることを嫌がり、ストレスに感じるリスクがあります。

特に、体を押さえつけられたり、不慣れな環境にいたりするのは猫にとって負担です。トリミングは、猫にとって不快に思う場合もあり、不安を感じたり、パニックになったりすることも少なくありません。

知らない人に触られることがストレスで、暴れたり、威嚇したりするケースもあります。ストレスを軽減するためには、次のような工夫が役立ちます。

猫が嫌がる場合には、無理に施術を続けず休憩をはさむ・別日に変更するなどの対応も重要です。

猫の状態を観察しながら、猫のペースに合わせトリミングすることを心がけましょう。

けがや事故のリスク

トリミング中に、暴れたり嫌がったりした場合にけがや事故が発生するリスクがあります。猫は、驚いたり恐怖を感じたりする場合、強い力で暴れることもあり、落下や打撲などのけがにつながるかもしれません。

トリミングで使用するハサミやバリカンもけがの原因のひとつです。施術中に猫が動いて、ハサミで皮膚を傷つけることもあります。

けがや事故を防ぐためには、次のような対策が有効です。

施術を無理に続けるのは、けがや事故のもとです。猫がストレスや恐怖を感じている場合には、一旦中断して猫を落ち着かせることを優先させましょう。

猫のトリマーの主な就職先

猫のトリマーの主な就職先

猫のトリマーの主な就職先をみてみましょう。

就職先 特徴
猫専門のトリミングサロン ・猫専門のスキルがみがける
・猫に慣れているスタッフが多い
・猫の性格や特徴を考えた環境が整っている
総合ペットサロン ・犬や他の動物のスキルが身に付く
・猫専門に比べ、求人数が多い可能性がある
動物病院 ・健康チェックや医療面の知識が深まる
・病気の猫の対応も学べる
独立・開業 ・自分のペースで働ける
・サービスや価格を自由に設定できる

猫のトリマーの就職先はさまざまです。給料や待遇なども施設により異なるため、ご自身の希望にあった施設を探してみてください。

まとめ

猫のトリマーは、猫が健康で快適な生活を送れるようサポートする専門職です。一般的に猫は、自分で毛づくろいをしますが、長毛種や高齢な猫など自分で十分にケアができない場合、定期的なトリミングが必要です。

猫のトリマーになるための必須の資格はありません。しかし、ペットトリマーやキャットグルーマーなどの資格があるとスキルや知識の証明になります。資格があると就職のときや飼い主様から信頼を得やすいでしょう。

猫はストレスを感じやすい動物であるため、トリミング技術に加え、関わり方のスキルも大切です。

猫のトリマーは見た目を整えるだけでなく、猫が健康に生活できるようサポートできる魅力的な仕事です。スキルや経験を積み重ね、猫や飼い主様に信頼されるトリマーを目指しましょう。

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